胸きみ長谷部くんをちゃんと考えてみた
有馬くんを見るために劇場に足を運んだら
浮所くんのそれはそれは凄い輝きにはもちろん、
長谷部くんの存在に心を奪われて帰ってきました。
胸きみ数回鑑賞後スマホのメモに書き殴った長谷部くんの気持ちの考察、想像より長くなったのでこのような形で残しておきたいと思います。
最初に注意書きですが、私は原作を読んでおらず全て「映画のみ」を観た情報からポイントを拾っています。
原作と異なる場合がありますのでご了承ください。
途中記憶があやふやだったり考察より感想じゃんってことが多々あったりしますが、温かい目で見てくださいね
ちょっとすみませんサムネをね…
…はい、それではさっそく!
【キャンプ場到着してすぐ】
横を通り過ぎてく麻友ちゃんに振り向いて横目で見ながらまた女の子と歩いてく長谷部くん
え、他校のいとこが横通り過ぎたんだよ?そんなちょっと振り返って終わり?(そして長谷部くんのことは眼中にも無く有馬を探す麻友)
きっと長谷部くんは麻友とキャンプ場が同じってこと事前に知ってたんだよ
→「附属もここだったんだ」は麻友が有馬くんに話しかけるきっかけ作りのためのセリフ 麻友ちゃん有馬くんがいるって知ってたくせに……
【従姉妹とはいえ長谷部くん、麻友の言うこと聞きすぎじゃない?の違和感】
自分の家は普通の家庭で、両親もラブラブで、
でも同い年で同じ境遇のはずの麻友の家だけ複雑で、病気がちで有馬くんとの一件で大怪我もして
「俺くらいは」麻友の言うこと聞いてあげないと、
って後ろめたい気持ちがあったんじゃないかな
麻友の長谷部くんの呼び方が「やすくん」な辺り、
2人はいとことして良好な関係を築いてきたんだろうけどきっとそれは少なからず長谷部くんの優しさや配慮があったから
でも長谷部くん、協力はするくせに麻友と有馬くんの恋愛にはそこまで興味は無いみたい
「面倒なんだよね〜こういうの」は本心と見た
麻友がこう言ってるし君が叶えてあげれば?的な
「また叔父さん女変えた?」
あなたが言えることじゃ……とは思うけど
「また」から想像できるのは「これまでも」「何度も」ってこと しかもそれを部屋にある化粧品や香水から言い当てた
「慣れてるから」と言いつつも傷付いてきた麻友の姿をその度に見てきたんだろうなって
【海辺でのつかさと長谷部くんの会話】
「もうとっくに振られてるし」
「でもまだ好きなんでしょ?」
「諦めないって決めたの」
の時の長谷部くんの「え…」と驚いたお顔、、、、
「まだ好きなんでしょ?」って自分から聞いたくせに何故驚く、、、?
振られて弱気になってるとでも思ったのかな、
でもそれが意外にも前向きだった そういうこと?
その後みんなのところへと走り出すつかさの背中を切ないような表情で見つめる長谷部くん
多分、この時にはもう恋に翻弄される「小動物」から「女の子」になっていたんじゃないかな
【海で麻友がベンチに倒れる時】
有馬とつかさは驚いて麻友を心配してる
(有馬は心配するフリだけど)
でも長谷部くんは心配もせず驚いてもいない
多分有馬くんと一緒で麻友の仮病に気付いてる
同じくこの状況慣れてるんだと思う
有馬くんが麻友のことお姫様抱っこしたとき、
長谷部くんどこ見てたと思う?つかさだよ……?
仮病で元彼に甘える従姉妹よりも、素直に心配してる(ように見える)有馬くんよりも、目の前で有馬が麻友を抱えて切ない顔してるつかさのことを見てたの
【長谷部くんがつかさを好きになった瞬間】
きっとこの海のシーンが決定打になったと思う。
決定打、つまり小さなおや?がこれまでにあったはずで。
新学期「俺も同じクラス、よろしくね」 突如現れたチャラ男にみんな口あんぐりだったけど、長谷部くんは話しかけるときもつかさのことしか見てなかった→既に麻友から身辺調査しといて、と言われていて要注意人物としてつかさを把握してた?
キャンプのシーン、
「つかさちゃんってすぐ顔に出るよね」
「分かりやすくておもれぇ〜!」
これは本心だと思う。面白がってる。
しかも帰りのバスに乗り込む時、麻友が海に私も連れてってって言うところ、
「やすくんから聞いたんだけど、つかさちゃん、
隼人くんの1番の友達なんだってね」って
でも長谷部くん絶対つかさの気持ち知ってるの
困る小動物を見て遊んでるんだよ 意地悪だね
そして海
今までただヘラヘラにこにこしてた長谷部くん、
急に真剣な眼差しを見せることが多くなる
何があった、、、、、、、、、、
多分、多分ね、この海のシーン、つかさは有馬と麻友の"特別な繋がり"を察してしまったんだよね
そしてつかさが察したことを長谷部くんも気づいてしまった
つかさの中に切ない思いが増えるのと比例するように、長谷部くんの心の中にこれまでと違ったつかさへの気持ちが生まれていったんだと思う
「一途に思ってくれるのが俺だったらいいのに」って
【下駄箱でのシーン】
つかさに後ろから抱きつきに行く長谷部くん
海で話して仲良くなったと思ったのにハグを拒絶されて「ちぇ〜、冷たいの…」って頬っぺた膨らます長谷部くん(可愛い)
きっとこれまで女の子にスキンシップ取って嫌がられたこと無かったんだろうな それも長谷部くんにとっては珍しくて面白かったんだろうけど
そして有馬くん登場
「前につかさちゃんのこと振ってんでしょ〜?」
「卑怯だね ……ニヒッ😆」
ここ、ここです最強です
長谷部くん、いつも本心をあまり出さないから
いざシリアスなこと言うとすぐに笑って誤魔化しちゃうんだよね
それが相手にとっては余裕に見えて、ヘラヘラに見える
でも多分長谷部くん、ルンルンでスクールバッグを背中に背負って角を曲がった瞬間、きっとすごく切ない表情してたんじゃないかなって
想像の域を出ませんがね
【体育の時間】
「いいよね〜有馬くんは あんな一途に想われちゃってさ」
有馬くんと長谷部くんのシーン
「つかさちゃんに2人の過去について聞かれちゃったんだよね〜 どこまで言っていいのかな」
ヘラヘラ余裕に見せて有馬を揺さぶったつもりが
「つかさは人の過去を人づてに詮索するようなやつじゃねぇ」
って言われちゃうの、長谷部くんショックだっただろうな
有馬くんに胸ぐら掴まれて、離せよとか、何だよお前が振ったくせにとか、選択肢はいろいろあったと思うんだよ でも長谷部くんが選んだ言葉は
「かっこいい〜……」だった
、、、わかる、、、?この言葉の中に複雑な感情が全部詰まってるんだよ、わかる、、、?(泣)
有馬くんを見つめる顔が「怒」になってる
こんな感情むき出しにする長谷部くん、初めて見た…
【夏祭り】
まず長谷部くんが何故当たり前かのようにあのメンバーに混ざってたか。いつメン、じゃないのに。
絶対つかさがいたからでしょ?もしくはつかさと有馬がいたから、か。
どっちにしろ長谷部くんはつかさ目当てで来てるわけだから、つかさと有馬くんの2人がいないと気付いてから他のメンツと一緒にいる意味は無いの。
だからつかさが女子トイレから出てきたとき外に長谷部くんがいたのも、偶然じゃないと思う。
さもゴミ捨てに来ましたみたいな感じだったけど、
2人のこと探してたんじゃないかな。
まぁその前に合流してすぐつかさが足痛めてるとき待っててあげなよ!って感じだけど😂
その時長谷部くんはラムネの瓶持ってぽ〜っとしながらみんなの後付いて歩いてたよ
「つかさのことが好き」って自分の気持ちに気付いてすぐのお祭りだったから1人考え込んでたのかな
可愛いね
そしてあのキスシーン
"器用貧乏"な長谷部くんの不器用さが目立つ場面。
きっとあの状況じゃなきゃ本当に好きな人と向き合えなかったんだよね
これまでいろんな恋愛してきたのにどれも本気にはなれなかった、だからいざ本気になったらどんな言葉でどうやって伝えていいか分からない
そんな時に見知らぬカップルの熱いキスが目に入る、狼狽えるつかさちゃん、「あんなの付き合ってたら普通のスキンシップだよ」、あぁ今この子、有馬くんのこと考えてんだな、目の前にいるの俺なのに
、、、なんてこと考えて、つい、つい。
「ね?思ったより普通っしょ?」
普通、じゃないのは長谷部くんが1番よく分かったと思うんだ、じゃないとあんな切ない顔できないよ
ビンタされたときの長谷部くんの表情見た……?
後悔、絶望、傷心、自分に呆れたような顔
きっとギャルにグーパンチ食らった時よりもずっと「痛かった」と思う
個人的に頬を叩かれた衝撃でカラン…と落ちた長谷部くんのイヤーカフが優勝。
【文化祭】
客の呼び込み中のつかさとぶつかった長谷部くん
あの「ごめん」にいろんな感情が詰まってた
「ちゃんと俺が反省してるってわかってくれた?」
って聞き方めちゃくちゃ可愛くないですか?
つかさは「もう、わかったからいいよ」って言うけど皆さん思い出してください。
黒板に酷いこと書いた男子にもつかさは「もういいよ、気にしてないから」って言ってたんです。
もういいよ、はよくないの裏返し。そんなつかさの本心に気付いたから長谷部くんは消化不良みたいなお顔してるんじゃないかな
西校舎の倉庫の中、私が長谷部くんのシーンで1番好きなところ。
「忘れてほしくないんだよ」
「無かったことみたいにされるのは嫌なんだ」
1番好きとか言いながら視界歪みまくってる&心臓強めに鷲掴みの状態なので記憶が定かではありません
「冗談なんかじゃねぇよ」
「なんで冗談で、他の男のことしか見てないやつにキスなんかすんだよ 好きだからに決まってんだろ」
もう考察とか放っぽって普通に好き、、、、、、
つかさの「絶対」を聴いた後、「でも、もう少しここにいてよ」のところ
「しつこい男は嫌われるんだったね」の笑顔……
自分の言葉が首を締めている、、、
その後の長谷部くんの切り替えがすごいんです。
「キャンプファイヤーのジンクス、有馬くんで試してみたら?」
「好きはやめられないんでしょ?」
絶対に心で泣いてるはず、でも、それでも長谷部くんはつかさの背中を押すの
いつだってつかさの気持ちを見透かしてきたから、無理やりにでも気持ちを切り替えてポン、と大切な人の背中を押す
それなのに、
西校舎に来た有馬くんに長谷部くんが言った言葉
「有馬くんさぁ、いっつも一歩遅いよね」
「だから俺みたいなのに持ってかれんだよ。……ニヒッ😆」
ねぇ、わかる、、、?ねぇ、、、、、
つかさの背中は優しく押しておきながら、有馬くんにはまるで自分が"勝った"かのような言い方、
有馬くんのつかさへの気持ちを掻き立てている😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
ここの冷たい言い方も、表情も、最後に誤魔化すようにくしゃっと笑うのも、100億点満点だよ、、、、
有馬くんとつかさが付き合えたのは、間違いなく長谷部くんのおかげ。アクセントとかキューピットとかそんな緩いものじゃなく、長谷部くんの存在は必要不可欠だった。
【エンドロール】
虹の中で に夢中で最初気付かなかったけど、エンドロールの長谷部くんが最高すぎるんだ、、、
ほんの数秒、キャンプファイヤーの揺れる赤に照らされながら校舎の壁に寄りかかって微笑む長谷部くん。
あぁ、そうか、これ結ばれた2人のこと見てるんだ。
優しい笑顔で、見つめて、でも寂しい雰囲気も纏ってる、最高に美しくて、綺麗で、綺麗で、
長谷部くんは誰よりも、有馬くんよりも、つかさのことちゃんと見てたよ いろんな言葉にできない想いに気付いてたよ
きっと長谷部くんのことだから、またすぐヘラヘラ〜と笑って何でもないフリをすると思うの
文化祭終わっても卒業まで同じクラスだし、2人と顔合わせないわけにはいかないでしょ?
「いーな2人で帰るの?俺も混ぜて♡ うっそ〜〜」
って嵐のように通り過ぎて行ったり
「俺はやっぱこっちのが合ってるかな〜」
って複数の女の子に囲まれて笑ってたり
横並びで笑いあって歩くつかさと有馬くんを
少し振り返って切なく微笑んだり
そんな日常が、続くと思うんです
ああ〜〜〜苦しいなぁ〜〜〜!!!!(大声)
もうかっこ悪い片想いなんかしない、じゃなくて
俺でもあんなに人を好きになれた、にしてね
ちゃんと、ちゃんと幸せになってね
お願いね
以上、ぐだぐだでしたが長谷部くんメインの考察でした
ここまでお読みいただきありがとうございました
最後に私が一番好きな長谷部くんのセリフを1つ
「じゃあ俺がつかさちゃんに本気になったら
有馬くん止めないんだ」
おわり